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Terroir Al Límit 限界の領域でワイン造りの原点を貫く

Al Límite del Terruño: テロワールを尊重した至極ワイン

Terroir al Límit の葡萄畑

Priorato(プリオラート)はスペイン北西部バルセロナから南方へ2時間ほど車で行ったところにあります。私が「Priorato」と耳にするとき、まず始めに「凝縮した果実味たっぷり高品質のプリオラート・ワイン」をイメージし、次に、山間の険しい限界の地のイメージが頭をよぎります。

実際、この地の葡萄栽培の歴史は古く、ローマ時代までさかのぼります。葡萄栽培が確立されたのは12世紀以降で、修道院が建てられた後です。19世紀に修道院の財産が没収され、民間に土地が分けられましたが、山奥の厳しい地での葡萄栽培は困難を極め、土地を離れる人も少なくありませんでした。

そんな土地に、樹齢の高いブドウの樹の存在、また、ミクロクリマ(そこの土地限定の微気候)の存在を考慮、ワイン造りに適した条件のある土地だと確信し、希望を持ってやって来たのが外国人の醸造家達でした。現在プリオラートの醸造家は半数以上が外国人です。


今回訪ねたのは、プリオラートの北部に位置する TORROJA DE PRIORAT(トロージャ・デ・プリオラート)村の Terroir Al Límit (テロワール・アル・リミット)です。南アフリカ人とドイツ人の醸造家二人が彼らの独特のスタイルのプリオラート・ワインを造っています。

案内してくれたのは、ドイツ人の DOMINIK A. HUBER(ドミニック・ヒューベル)さん。どこからそんなエネルギーが出てくるのかと思えるほど、エネルギッシュな人です。FALSET(ファルセット)村で待合せて、早速TORRIJA村へ向かいました。

Torroja(トロージャ)村の入り口
TORROJA DE PRIORAT(トロージャ・デ・プリオラート)村の入り口。この橋を渡った向こう側、丘の上にあるのがトロージャ村。とても小さい村で、ココまで来るまで、FALSET(ファルセット)村からずいぶんくねくね道をあがって来ました。やっと着いた!

葡萄畑への道のり
トロージャ村の入り口を過ぎて、ブドウ畑へ向かって山道へ進みます。ボデガは村にありますが、まず始めにブドウ畑から!っとドミニクさんは言い、土埃の山道を奥深くへ、彼らのブドウ畑は本当にあるのかしら…。

葡萄畑へ行く道のりの途中の景色
かなり上ってきました。運転席左下は、崖に近い。。。道幅も狭い。お尻が跳ねるほどの岩山(リコレーリャの上)をガッタン・ゴットン進みます。車がバラバラになってしまいそう。。。ドミニクさんは余裕。これは、かなりドラテクが必要な様です。。。

Torroja(トロージャ)村を下に見る
TORROJA DE PRIORAT(トロージャ・デ・プリオラート)村を遥か下に見下ろすと村の中心に教会があり、その教会を取り巻くように民家があります。

Terroir al Límit 上から見た葡萄畑
車を降りて畑を登って、ブドウ畑に実際に立ち、ブドウの収穫時を想像してみました。写真では勾配がよく見えないけれど、場所によっては、足場の悪さとその急斜面に足がすくんでしまいました。

彼らは、GARNACHA(ガルナチャ種)と CARIÑENA(カリニェナ種)の2品種のみ。全てが古い樹齢のブドウです(樹齢約50年~約100年)。わずか10haの畑から、現在5銘柄、12,000本のワインを産出しています。

畑の土壌
ここにもあった!プリオラート特有の固い片岩「Licorella(リコレーリャ)」の層。

絶景!葡萄畑から見えるMONTSANT(モンサン)山
ブドウ畑や土壌ばかり見入っていた私でしたが、ふと気が付くと眼前には、MONTSANT(モンサン)山の雄大な絶景が広がっていました。そよそよと心地よい風が吹き、真夏のスペインだというのに涼しく、鳥や草や虫や風の音以外音がありません。忘れていた自然の音しかしない静けさでした。

発酵槽として使用してるプラスティック容器
ブドウ畑を降りて、いざトロージャ村にある彼らのボデガへ。彼らのワイン造りの基本理念は「Un Proceso lo más Natural Posible:できる限り自然に近い工程でワイン造りをする」といものです。大きなプラスティックの容器1000リットルで、約18度で発酵させます。

ワイナリー樽熟成
樽228リットルで熟成(新樽率10%のみ)

Fudre 樽熟成
FUDRE(フデゥレ:大樽)。ここでもワインが熟成され、小樽+大樽、合計約24ヶ月熟成されます。

テイスティング 01

今回のテイスティングは全部で8種類。全て赤ワイン。

① Trroja 2006(ガルナチャ、カリニェナのブレンド)
② Arbassar 2006 (カリニェナ100% 北向き単一畑)
③ Arbassar 2007
④ Arbassar 2008
⑤ Dits del Terra 2006(カリニェナ100% 南向き単一畑)
⑥ Dits del Terra 2007
⑦ Les Manyes 2007(ガルナチャ100%標高の高い限定区域畑のブドウ使用)
⑧ Les Tosses 2007(カリニェナ100%標高の高い限定区域畑のブドウ使用)

① 約25€。ベーシックワインの位置づけ。
②~⑥ 約50€
⑦~⑧ 約180€
全体として、ガルナチャ、カリニェナもどちらもすばらしい。特にカリニェナの古いブドウから造られたワインは驚きの一言です。プリオラートの北部で高地のブドウから造られるワインは、ふっくらボリュームのある果実と、意外なほど酸がきれいにのり、しかも樽の香りが奥のほうでワインをやさしく支えてる風。コクがあり全体の仕上がりは非常に上品でエレガントなワインです。ブルゴーニュのワインを思い出さてくれました。⑦⑧は香り味の複雑さが増し、更なるコクと余韻をもたらします。

2006年モノまでのは、全て完売。2007年モノが今秋発売される予定。2007年モノのできは、2006年を越すすばらしいワインという印象を受けました。
いずれも日本未発売(2009年8月現在)。

Dits del Terra 2006
マドリッドに戻ってきて、早速、親しい友人達と共に、ボデガ訪問の土産話しをしながら、ドミニクのワインを楽しみました♪


TERROIR AL LIMIT SOC. LDA.
http://www.terroir-al-limit.com



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Gambas de Denia 真赤な極上デニア海老

Denia 地中海の港町デニア☆

Gambas de Denia 02
デニア海老:Gamba de Denia

DENIAデニアはバレンシア州アリカンテ県にある「GAMBAS DE DENIA ガンバス・デ・デニア(デニア海老)」で有名な地中海の港町です。マドリッドから南東約450km、車で約4時間のところにあり、マドリッドからも長距離バスが一日数本あります。

Playa de Denia
DENIAのビーチ沿いの建物は、3階建て(日本式なら4階建て)までと制限されているため、ビーチはそれほど大きくないにも関わらず広々としています。私が訪れた日は海の水がとても透き通っていたので、早速シュノーケルングすると、小魚や SEPIA セピア(コウイカ)を容易に見ることができました。

Lonja de Denia
新鮮な海の幸を求めて、「LONJA DE DENIA ロンハ・デ・デニア(デニアの魚市場)」

Gambas de Denia 01
これが「GAMBA DE DENIA」。体長約15cm。どれも真っ赤できらきらしています。今年は不況という事で値段も割安で、大きさにもよりますが、約€80/kg。高いときは€120/kgの時もあります。

Gambas de Denia
手づかみでざくざく袋にデニア海老を入れる様子

食べ方は至ってシンプル。茹でるて食べるのが一般的ですが、私はあまりにも美味しそうだったので、生でも食べてみちゃいました。トロ~リと柔らかい甘みがあって、ひたすら美味しかったです。ただ、火に通した方が甘みが増す感じがしました。茹でただけのデニア海老の味噌は海の香りと甘み加減が絶妙で深く、食べた後も口の中でいつまでも美味しさが残っていました♪

<注意>デニア海老は毎年6月は禁漁です。

デニア情報
http://www.denia.net/


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夜のTAPAS巡り DENIA 編

Ruta de Tapas en Denia
デニアでの夕涼みとタパス巡り


Calle Loreto

昼間、ビーチで思いっきり遊んだ後は、夕涼みとタパスを求めて旧市街へGO!
前回の「GAMBAS DE DENIA」の続編ということで、今回は夜のDENIAです☆

Bar Benjamin 01
まず始めに昔懐かしいBAR風の「CASA BENJAMIN カサ・ベンハミン」へ
バル内は、地元客で賑わっていまいた。

Bar Benjamin 02
バル内にある小樽でワインを直に注いでくれる。
ココのお勧めは自家製の「Boquerones en Vinagre ボケロネス・エン・ビナグレ(鰯の酢漬)
・・・タパスの写真撮り忘れてしまい申し訳ない!

Bar Benjamin 03
典型的なBODEGA ボデガ(酒場)で店内の奥にはワインも販売されています。

地元の方々にBAR&テラスで良く知られてる旧市街にある「LORETO ロレト通り」へ。
旧市街なだけに道幅が狭けれど、その狭い道にBARとテラスがぎっしり!
どこまでもテラスが続きます。

BAR MIGUIEL JUAN 01
ロレト通りにある一つのBAR MIGUEL JUAN ミゲルホアン
ココでは米料理も堪能できます。

BAR MIGUIEL JUAN 02
MIGUEL JUANの店内
名物のたこやバカラオ等の乾物等が、カウンター奥に並んでいます。

ESCOMBROS エスコンブロス
これは「ESCOMBROSエスコンブロス(小イカのフライ)。」揚げたてであつあつ♪
飲んでいたロゼワインがこれまた進みますね。
ESCOMBROSを辞書で引くと瓦礫(がれき)残骸の意味。
そんな名前を料理名にするのも、砕けた感じで面白い☆

Bar Pura Cepa 01
BAR DE PURA CEPA バル・デ・プーラ・セパ。
ココはデニアでは数少ないワイングルメの集まるBARです。

Bar Pura Cepa 02
DE PURA CEPAの店内
こじんまりした印象で、商品が整然とセンス良く並んでいて、
店内はグルメ食品やワインを販売する一角もありました。
その反対には小さなバーカウンターもあり、
店主お薦めのワインをグラスで飲むことができます。

Bar Pura Cepa 03
私は「Jamon Serrano&1 Copa (ハモン・セラーノ・イ・ウナ・コパ)」セット4.5€を注文。
良く熟成しているハモン・セラーノはグルメコーナーで販売されてるもの。

ワイン
店内にはワインショップも併設

ワインは店主と話して地元の赤ワインに決めて注文。
ふっくらとした果実味あふれる優しい赤ワインです!
聞くと9ヶ月樽熟成もされているとか。
そうは思えないほど、樽の強い印象はなく、ただただフルーティさが前面にでてました。
友人から分けてもらっているワインなので銘柄は無いとか。
そういえば、ボトルにラベルもありませんでした。
私がそのワインを気に入った様子をみて、「ここら辺のワインも驚きだろう?」と、
嬉しそうに話してくれた店主の顔が印象的でした♪


CASA BENJAMIN
C/ Ramón y Cajal 12, Denia  Tel. : 96 5781087

MIGUEL JUAN
C/ Loreto 39, Denia       Tel. : 96 5781063

DE PURA CEPA
C/ Loreto 24, Denia       Tel. : 96 6426954


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Bienvenido !!!

Miyako ☆彡

Author:Miyako ☆彡

Hola Tod@s!!!
Gracias por visitar mi blog!!!

みなさん、こんにちは♪
私のブログにお立ち寄り頂き
ありがとうございます!

スペインワインが大好きで渡西。スペインにて公認ソムリエとなりマドリッドの老舗ワインショップでソムリエとして勤務後、現在も日々美味しいワインを探し続けています♪
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マドリッド在住暦12年。
Cámara de Comercio de Madrid 認定ソムリエ。
A.M.S.(Asociación Madrileña de Sumilleres) 正規会員。

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コメントありがとう♪

こんにちは☆Amiさん
はじめまして、そしてコメントありがとうございます!デニアには一週間滞在されたようですが、いかがでしたか?コメントして頂いた翌日にバル巡りをさ

02/07 03:14 Miyako ☆彡

こんばんは、デニアで検索して記事に辿り着きました。今デニアに一週間滞在中で、素敵な情報に感謝感激です。
ありがとうございます♪

明日から早速お勧めのバー、ボデ

01/26 05:36 Ami

興味深い情報、ありがとうございます
Best Red 最優秀赤ワインを受賞したDomus Pensi 2006、飲んでみたいですね☆お値段もそんなに高くなさそう?さっきボデガのサイト除い

08/10 00:28 みえ

なるほど!比べては失礼かと思うけど自分はチキンラーメンが好きです。

08/07 10:01 三瓶です。

「サングリアのバー」って聞くだけで楽しくなっちゃいますよね~♪陽気でエネルギッシュでお洒落な感じがこれまたいい! バルサのカバだけどこれ「オフィシアル」です。王冠

06/10 03:02 Miyako ☆彡

サングリアのバーは興味深いね。

バルサのカヴァは日本で受けそうな気がします

06/09 21:58 三瓶
お陰様で少しずつUPです!
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